病院からの手書き申込書を自動で登録! 
~クラウド連携専用スキャナー「Qanat Universe Scanner」が 実現する業務効率化とは~

スキャナーに読み込むだけで、記載内容による仕分けやシステム登録を自動化

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右より、管理部 情報システム課 課長 鬼塚 直己 氏

    管理部 オペレーション課 課長 福元 浩一 氏
    管理部 情報システム課 チーフ 田之上 翔太 氏
    管理部 オペレーション課 チーフ 有馬 美保 氏
    管理部 情報システム課 サブマネージャー 早川 友紀 氏
    管理部 オペレーション課 チーフ 長濵 弘征 氏

 【会社プロフィール】
会社名 株式会社カクイックス
代表者 代表取締役社長 岩元 文雄 氏
所在地 鹿児島県鹿児島市
事業内容 •リネンサプライ・クリーニング
•カーテンのメンテナンス付きリース
•マットレスのメンテナンス付きレンタル(※商品名:メンタルマット
※独自開発の洗いやすいマットレスを開発し、九州全域で展開中)
•医療・福祉施設用家具・機器の販売及びリース
•人工観葉植物のレンタル・販売(※ブランド名:グリーンジョイ)
•テレビレンタル
•医療・福祉施設用コインランドリーレンタル
•医療・福祉施設用家具の販売及びリース
•ベッドサイド情報端末のリース・レンタル
•デイサービス事業:おとなの学校
URL https://www.kakuix.com/

株式会社カクイックスは鹿児島県を拠点とし、九州全域で医療・福祉施設でリネンサプライ、タオルレンタル、入院セット、ユニフォームリースなどの事業を展開している。同社は医療・福祉施設からの申込書を処理する業務にサイボウズ社のkintoneを採用。当初は手書き申込書をスキャンしたファイルをkintoneに登録することで受け渡していた。しかしスキャナーで取り込んだファイルについて、受け渡し漏れが頻発。課題を解消するために同社が選定したのが、クラウド連携専用スキャナー「QanatUniverse Scanner(カナートユニバーススキャナー)」だ。この仕組みでは病院に設置したスキャナーに読み込ませるだけで、同社にファイルが受け渡される。さらにOCRが手書き文字を読み取り、販売管理システムおよびkintoneに自動登録する。この取り組みにより、手書き申込書の一連の業務を自動化することに成功した。

◆ともに業務効率化を進めた取材側からのメッセージ(JBアドバンスト・テクノロジー)
 さらなる事業拡大に向けた業務効率化の取り組み

カクイックス様は、業績好調の中、さらなる事業拡大を進めていました。しかし、拡大には人手の確保が必要で、そのためには現場における業務の課題をひとつひとつ
解決していくことが重要でした。より効率的に事業を成長させるために業務プロセスを徹底的に見直す中で、特に入院セット申込書の回収・データ化のスピードアップ
と正確性の向上に向けたしくみづくりが最優先課題となりました。その実現に向け、手書き文字の自動読み取りなど最新技術を活用し、カクイックス様の企業努力と
ともに効率的な業務基盤を構築。さらなる事業拡大の土台を築くことができました。

導入前の課題

手書き申込書の処理業務についての煩雑さ解消と精度向上

●コンシェルジュの申込書スキャン時に表裏の逆読みやサイズ違いによるスキャンミスとkintone への登録漏れが発生。また、すでにOCR を活用していたが斜めになった書類や不鮮明な文字 により手修正が必要で、業務負担が軽減されなかった

●販売管理システムへ手入力する作業負担が担当者にかかっており、登録漏れも誘発

● 月末まで登録漏れがわからないケースがあり、1 か月分のデータを遡って調べる必要がありとても手間がかかる

導入後の効果

クラウド連携専用スキャナーと・AI-OCR を組み合わせて手書きの申込書の登録作業を自動化

●クラウド連携専用スキャナーの活用により、コンシェルジュはスキャン時の細かい調整に神経を使うことなく、手書き申込書をスキャンするだけでOK。多少ラフに扱っても正確に読み取れるため、ミスがなくなり、作業がストレスフリーに

●オペレーション課ではファイルのダウンロードが不要になり、不備がないものは販売管理システムに自動登録されるため、担当者負担が減少しスピードアップと処精度向上につながった

● 自動仕分け機能により、作業が必要なものはkintone に自動登録されるため、登録漏れなどがなくなり業務効率化のしくみを構築することができた

 

導入前の課題/手書き申込書の受け渡しで漏れが頻発

株式会社カクイックスでは、各医療・福祉施設の患者、ご利用者様が同社の入院セットをご利用する際、手書きの申込書を受領している。手書きの申込書のやり取りは、月に8000~9000 枚にも及ぶ。もともとは営業担当者や配送担当者が申込書を受け取り、同社に持ち帰っていた。しかしこの方法では紛失のリスクがあり、顧客の利便性も低下する。そこでコンシェルジュが常駐している医療・福祉施設では、手書きの申込書を一括で受け取っている。

こうした申込書の受け渡し業務について、同社は7年ほど前からkintoneを活用してきた。まずコンシェルジュが手書きの申込書をスキャナーでスキャンし、スキャンしたファイルをkintone に添付する。次に同社のオペレーション課でkintone からファイルをダウンロードし、販売管理システムに手入力する、という流れだ。この仕組みにより申込書に記入不備がある場合や口座振替の手続きが必要な場合の管理、作業の割り振りの管理などがkintone 導入によって可能になった。しかし、申込書をスキャンし、スキャンしたファイルをひとつひとつkintone に登録するというコンシェルジュの業務と、登録されたファイルをダウンロードして内容の不備をチェックし、販売管理システムに手入力するというオペレーション課の業務は、双方とも煩雑な作業だ。そのため担当者に負担がかかっており、作業漏れを誘発していた。「申し込みが多数ある医療・福祉施設では、月末にならないと登録漏れがわからないケースもあります。その場合どの申込書が対象か、1か月分のデータを遡って調べなければなりませんでした」(オペレーション課 有馬氏)。

ソリューションの選定/手書き申込書が自動連携されるクラウド連携専用スキャナーを導入

手書き申込書の処理に頭を悩ませていた同社は、JBアドバンスト・テクノロジー(以下、JBAT)に相談。提案を受けたのが、JBATの製品であるクラウドデータ連携基盤「Qanat Universe」とクラウド連携専用スキャナー「Qanat Universe Scanner」を組み合わせたシステムだ。手書きの申込書をクラウド連携専用スキャナーで読み取るだけで、自動的にQanat Universe に連携される。Qanat Universe ではAI-OCR 機能を使って申込書を読み取り、不備がないものについては販売管理システムに自動で登録。不備があるもの、口座振替があるもの、作業が必要なものについては、Qanat Universe が自動で判別し、kintone に登録する。コンシェルジュは手書き申込書をスキャナーで読み取るだけ。オペレーション課では対応が必要な申込書だけ作業すればよい。「コンシェルジュとオペレーション課の双方の負担が軽くなる手応えがあったため、導入することを決定しました。他の医療・介護施設への展開も簡単な点、他の業務でも活用できそうな点が魅力でした」(情報システム課 鬼塚氏)。

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導入効果/手書きの申込書をシステムへ自動登録

現在では対象の病院を限定したパイロット導入が開始されており、すでに大きな効果があったという。まず、従来の課題が解消された。「オペレーション課では、申込書をスキャンしたファイルをダウンロードする必要がなくなりました。業務に必要な時間も明らかに少なくなりましたし、何より登録漏れのリスクがなくなったというのが大きな効果だと思います。」
(オペレーション課 長濵氏)。

また、手書きの申込書についてAI-OCR で読み取った後の仕分けが自動化された。記載に不備がないか、口座振替の手続きが必要か、タスクの割り振りが必要か、といった記載内容による仕分けは自動で行われる。そして記載に不備がないものは販売管理システムに、それ以外はkintone に自動的に登録される。「今までオペレーション課が目視で仕分けし、手入力していた作業が自動で行われることで、業務のスピードアップと処理精度の向上が実現しました」(情報システム課 田之上氏)。

またクラウド連携専用スキャナーにしたことで、コンシェルジュがスキャンする際のミスもなくなった。「表裏を逆にしてスキャンしたり、申込書の大きさが異なっていた場合もスキャナーが自動で補正してくれます。またスキャナーに用紙をセットするだけで驚くほど速くスキャンできます」(オペレーション課 福元氏)。
コンシェルジュの業務がストレスフリーになったことで人材確保にも効果をもたらした。従来はスキャンしたファイルをPC に保存しなければならなかったが、クラウド連携専用スキャナーではPC が不要となる。コンシェルジュはPC を操作する必要がなくなるのだ。「PC の操作は人材確保の面で高いハードルになります。PC が不得手な人でも業務ができるというのは大きなメリットです」(鬼塚氏)。

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今後の展望/社内の手書き伝票をデジタル化へ

今後は、他の医療・介護施設にも展開していく予定だ。「施設内でのスペース確保など、いくつかの課題はありますが、今期中に展開していくことを考えています」(鬼塚氏)。また、他の業務で使用している手書き伝票についても同じ仕組みが使えるかを検討している。「手書き伝票があると、オペレーターがシステムに手打ちで入力する業務が必ず発生します。こうした非効率な業務についてクラウド連携専用スキャナーを利用して効率化していこうと考えています」(鬼塚氏)。
同社では事業を拡大していく上で、JBATとのパートナーシップでDX を進めてきた。「当社のIT を活用した効率化においては、常に先進的な情報を提供してくれます。当社の業務で最新の技術がどのように活用できるのか、引き続き優れた提案を期待しています」と鬼塚氏は締めくくった。